地域包括ケア病棟を開設します
2015-04-01
平成26年4月より、厚生労働省の診療報酬改定で、急性期医療とその後の亜急性期医療を充実させる目的で、地域包括ケア病棟が新設されました。
それを受けて、当院では平成27年4月1日より 2階 西病棟 一般病棟(28床)を地域包括ケア病棟として運用することとなりました。
地域包括ケア病棟とは
地域包括ケア病棟とは、手術や検査が終了した後、すぐに在宅や施設へ移行するには不安のある患者さんに対してしばらくの間入院療養を継続し、在宅復帰に向けての『準備を整える』ための病棟です。
ご自宅等への退院準備をしっかり整え、安心して地域へお戻りいただけるようお手伝いすることを目的としています。
在宅復帰支援計画に基づき、主治医をはじめ看護師、専従のリハビリテーションスタッフ、MSW(医療ソーシャルワーカー)等が協力し、効率的に患者さんの在宅復帰に向けた準備、相談を行っていきます。
どのような場合に地域包括ケア病棟に入院となるのか?
ご入院の対象となる患者さんは、在宅あるいは介護施設等に復帰予定で、入院治療により症状が改善、安定した後、もう少し経過観察や在宅での療養準備が必要な方となります。
主治医が判断し、患者さんおよびご家族の方に提案し、ご了解いただけた場合、地域包括ケア病棟へ転棟いただき、継続入院となります。
入院期間は状態に応じ調整いたしますが、限度は入院から60日となります。
入院中に病棟を移り、環境が変わることは大変かと存じますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
入院費用について
入院費用については定額で、入院基本料、投薬料、注射料、処置料、検査料、画像診断料、リハビリテーション料など、ほとんどの費用が包括となります。